2012.12.09

MEPの送別会からの帰り道、鍵を忘れた事に気がついた。あきは神戸に帰ってるし、こんな日に限って外は凍てつくほど寒い。仕方なく大家さんに鍵を借りに行って家に入った。

今日はハクが興奮していた。なんか怖かった。

なんとなくオナニーして、シャワー浴びて、自分が疲れてることに気がついた。あきは自分のことが本当に好きなのか。
そして自分は彼女のことが本当に好きなのか。そんなことを考えていると、恵さんのことを思い出して、今更ながら彼女とならもっと幸せにやれたんじゃないかって妄想を膨らませた。気がついたら彼女のツイッターを一年分くらい読んでいた。

彼女には結婚を前提に付き合っている人がいるようで、それを知って残念な気持ちになった。自分はいつでも彼女の元へ戻れるんじゃないかっていう、本当に身勝手で吐きそうなくらい甘い考えでいたことがわかった。

記事には僕が結婚したことも書いてあった。「今の彼氏と同じくらい彼のことを強く思い出す」と書いてあった。5月頃の記事だった。彼女の中でまだ死んでいなかったことが、嬉しかった。

手紙を書こうかと思ったけど、やめた。今さら何を言ったところで彼女に戸惑いや不快感を与えることは少し考えればわかることだった。もう忘れよう。どうか彼女が幸せになれますように。そう思う。

寝れそうになかったのでおおにに電話してみた。ツーコール目くらいで出て、いつも忙しい奴だから驚かされた。あいつが結婚式に来れなかった時以来初めて取った連絡だった。お互いの近況やら、人生やら、結婚やら彼女やら、そんなことについて結局2時間くらい話をした。
僕らは気づかないうちに歳を取ってるようだったけど、彼と喋る時はいつでも高校時代のあの空気感が蘇り、僕にあの時の感覚を思い起こさせてくれる。年始に会うことを約束して電話を切った。

今は午前3時。明日もきっと仕事に集中できない。嗚呼。



【今日の一枚】
幻との付き合いかた(inst) / 坂本慎太郎